学会・シンポジウム発表一覧
2025年実績
発表者 | 演題名 | 実施回 | 学会名 | 年 | 月 | 発表形式 |
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徳田祥太 |
術後眼鏡を考える 白内障術後眼鏡合わせのポイント |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | セミナー |
徳田祥太 |
白内障同時手術の術前検査のポイントと術後精度 角膜疾患 |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | インストラクションコース |
高瀬博 |
周術期感染症・炎症対策 ぶどう膜炎および糖尿病に対する白内障手術の問題点と対策 |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | セミナー |
森洋斉 |
世界の最新トレンドを知ろう!! “What’s New in 2025“ IOL 度数計算 & 角膜クロスリンキング |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | インストラクションコース |
森洋斉 |
患者さんの満足度を上げるためには 前眼部疾患における画像鮮明化の活用 |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | セミナー |
森洋斉 |
Perfect Cataract Surgery: 0 への挑戦 術後屈折誤差 0 への挑戦
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第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | シンポジウム |
森洋斉 |
眼内レンズ度数計算(基礎から最新まで) 最新の IOL 度数計算(online calculator を中心に) |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | セミナー |
森洋斉、後藤 聡、本坊 正人、前田 直之、大沼 一彦、ラウ ツンデウオ、野田 徹、宮田 和典 |
度数計算 光線追跡による新しいIOL度数計算式 O formulaの予測精度 |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | 一般講演 |
森洋斉 |
トーリック IOL アップデート 術後軸回旋と対処法 |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | セミナー |
横川 知弘、高田 慶太、谷口 茉子、徳田 祥太、森 洋斉、南 慶一郎、宮田 和典 |
手術成績2 Enhanced単焦点眼内レンズ XY-1EMの屈折誤差許容特性 |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | 一般講演 |
宮田和典 |
周術期感染症・炎症対策 常在菌耐性化の現状と白内障術後抗菌薬適正使用 |
第40回 | JSCRS学術総会 | 2025 | 6 | セミナー |
子島良平 |
角膜疾患薬物治療の現状を展望する 角結膜感染症の治療薬 -抗菌薬・抗ウイルス薬- |
第95回 | 九州眼科学会 | 2025 | 5 | シンポジウム |
宮田真奈、森洋斉、子島良平、宮田和典 |
角結膜・その他 水疱性角膜症に対し培養ヒト角膜内皮細胞移植術を施行した一例の早期経過 |
第95回 | 九州眼科学会 | 2025 | 5 | 一般講演 |
外山直樹、上田晃史、寺田裕紀子、田口千香子、高瀬博、子島良平、望月學、宮田和典 |
感染性ぶどう膜炎 ガンシクロビル点眼濃度変更後のCMV 虹彩炎および角膜内皮炎の再発の検討 |
第129回 | 日本眼科学会総会 | 2025 | 4 | 一般講演 |
上田晃史、岩崎琢也、野口ゆかり、向坂俊裕、子島良平、森洋斉、宮田和典 |
感染症 成人眼表面細菌叢の年齢・性別推移の統計学的解析 |
第129回 | 日本眼科学会総会 | 2025 | 4 | 一般講演 |
向坂俊裕 |
前眼部疾患トリアージ:初期対応が超大事 翼状片手術 |
第129回 | 日本眼科学会総会 | 2025 | 4 | セミナー |
宮田和典 |
エビデンス×本音~眼科診療のリアルな選択~ 顕微鏡×視認性×低光曝露 |
第129回 | 日本眼科学会総会 | 2025 | 4 | セミナー |
鉄村一晟、上田晃史、子島良平、森洋斉、宮田和典 |
全層角膜移植術中に生じた角膜裂傷に対して血漿分画製剤で改善を認めた1例 |
第49回 | 角膜カンファランス2025 | 2025 | 2 | 一般講演 |
石原誠都、徳田祥太、森洋斉、子島良平、神谷和孝、宮田和典 |
軽度直乱視例の有水晶体眼内レンズ挿入術における切開位置の検討 |
第48回 | 日本眼科手術学会学術総会 | 2025 | 1 | 一般講演 |
横川知弘、貝田智子、東志津香、徳田祥太、大北陽一、木村亜紀子、宮田和典 |
複数回の斜視手術後の共同偏視に対する治療経験 |
第48回 | 日本眼科手術学会学術総会 | 2025 | 1 | 一般講演 |
子島良平 |
前眼部疾患の手術トリアージ~介入の時期と術式~ 前眼部疾患の手術トリアージ 介入の時期と術式 感染性角膜炎 |
第48回 | 日本眼科手術学会学術総会 | 2025 | 1 | セミナー |
宮田和典 |
新しい多焦点眼内レンズ、付加価値IOL 付加価値単焦点IOLと単焦点IOL |
第48回 | 日本眼科手術学会学術総会 | 2025 | 1 | シンポジウム |
第43回日本眼科手術学会 特別講演
2020年1月24日~26日に行われました第43回日本眼科手術学会学術総会(東京国際フォーラム)にて、特別講演をさせて頂きました。日本眼科手術学会は、眼科で行われる手術全ての分野を網羅した学会であり、自分の専門分野以外の知見についても横断的にアップデートできる大変有意義な学会です。そのような素晴らしい場において特別講演にご指名頂くことは誠に光栄の至りであります。
我々は患者様を治療する際に「Patient-based medicine(PBM)」を指針としています。PBMとは、自分の患者様のための臨床研究を行って得られたEvidenceと既報にあるEvidenceを融合し、最適な医療を提供することを意味します。本講演ではPBMを学術総会のテーマである「さらなる高みへ」導くために、新しい治療法や診断技術を評価し、「明日の前眼部手術」と題して白内障・角膜手術を再考しました。新しい治療として「角膜穿孔に対する生体接着剤シアノアクリレートを使用した穿孔閉鎖術」、「円錐角膜や感染性角膜炎に対するクロスリンキング」、新しい診断技術として「artificial intelligence(AI)による円錐角膜の重症度分類およびIOL度数計算」、「IOL眼の調節微動の評価」などを評価することで、不必要な手術を回避し、患者の負担を軽減できる可能性が示唆されました。特に近年進歩が目覚ましいAIは、今後の医療を考える上で必須の方法論であり、次世代のPBMに不可欠であると考えています。我々は常に最新で、最良の方法論を構築し、実行し、評価し続け、眼科手術のレベルをさらなる高みへ上げていかなければなりません。そして、質の高い医療を患者様へ提供することが責務であると考えております。
本講演に際し、多くの患者様や先生方にご協力頂き大変感謝しております。また、日頃から病院を支えてくれているスタッフの尽力があるからこそ為せるものと考えております。今後もどうぞお力添えのほどよろしくお願いいたします。
第43回日本眼科手術学会学術総会 特別講演 宮田 和典