研究課題名
フックス虹彩異色性虹彩毛様体炎における風疹ウイルス抗体価および抗体率の評価
研究機関
医療法人明和会(宮田眼科病院、鹿児島宮田眼科)
研究責任者
理事長 宮田和典
研究の目的
フックス虹彩異色性虹彩毛様体炎は虹彩萎縮(虹彩異色)、虹彩毛様体炎、白内障を三主徴とする疾患で、ぶどう膜炎の一種です。国内ではぶどう膜炎中の頻度は0.7%程度と頻度は少なく、虹彩異色は日本人の褐色虹彩では診断しづらいという背景があります。しかし、フックス虹彩異色性虹彩毛様体炎の診断をつけるとことは、今後の治療方針の決定に重要です。近年、風疹ウイルスがフックス虹彩異色性虹彩毛様体炎に関与していると考えられていますが、前房水を用いて抗風疹ウイルスの抗体を調べた報告は限られており、その有用性ははっきりしていません。そこて、そこで医療法人明和会(宮田眼科病院、鹿児島宮田眼科)において、フックス虹彩異色性虹彩毛様体炎が疑われた患者さまを対象として、すでに検査済みの前房水採取と採血結果、ならびに診療情報記録を用いて、フックス虹彩異色性虹彩毛様体炎と風疹ウイルスとの関連を検討することにいたしました。 この研究は今までの患者さまのカルテ情報を使用して行う研究で、この調査結果は、今後、フックス虹彩異色性虹彩毛様体炎の診断と治療の参考になることが期待されます。
研究の方法
対象となる患者さま
2015年5月から2022年9月までに医療法人明和会(宮田眼科病院、鹿児島宮田眼科)において、フックス虹彩異色性虹彩毛様体炎を疑われた患者さまを対象としています。
利用するカルテ情報
性別、年齢、視力、眼圧、症状、既往症を含めた診療情報、角膜内皮細胞検査、フレア検査、前房水検査、採血検査、細隙灯顕微鏡・隅角・眼底検査結果、ツベルクリン反応、胸部レントゲン、光干渉断層撮影、治療経過に関する診療情報
利用する試料
なし
個人情報の取扱い
収集した試料・情報は、氏名、住所等、患者さまを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。
試料管理責任者
宮田眼科病院 研究室長 岩崎琢也
情報管理責任者
宮田眼科病院 院長 宮田和典
研究に関する情報開示について
さらに詳しいこの研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さまの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。
お問い合わせ先
宮田眼科病院
研究責任者:宮田 和典
お問い合わせはメール、FAX、電話でお願い致します。
TEL 0986-22-1441
FAX 0986-24-2174
メール問い合わせは以下のURLから問い合わせ用フォームでご連絡ください。
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