研究施設
研究室・角膜センター
当院では1996年に研究室・角膜センターを設置しました。この研究室はバイオセーフティレベルに応じてBSL1研究室および角膜研究室の2室により構成されています。
BSL1 研究室
初期は病理・組織学的研究を中心に研究を開始し、2003年からは透過型ならびに走査型電子顕微鏡を導入し、マクロからミクロまでの研究が可能になりました。
さらに、2015年からは安全キャビネットならびにリアルタイムPCR装置(BioRadCFX96)を導入し、患者様から頂いた検体のウイルス感染の分子生物学的解析が開始され、迅速診断もできるようになりました。アガロースゲル電気泳動、SDS-PAGEの解析も可能となり、眼科疾患の病態を解明するための遺伝子レベル・蛋白レベルの研究も進行中です。
角膜研究室
2台の安全キャビネットを設置し、それぞれを角膜移植のグラフト調整ならびに細胞培養に使用しています。CO2インキュベーター、-150℃と-80℃の超低温冷凍庫、倒立型顕微鏡、角膜内皮細胞測定装置、オートクレーブを備えています。
角膜センター
併設している角膜センターでは、緊急の際にも角膜移植術を行えるよう、国内の提供角膜のみならず、米国からの海外提供ヒト角膜の管理・保管を行っております。
フィブロネクチン点眼液及び血清点眼液の作成
角膜疾患の治療に有効とされているフィブロネクチン・血清点眼液を患者様本人の血液から清潔操作下で調製しています。
