2019年6月28日～30日に京都の平安神宮近くにある京都市勧業館“みやこめっせ”にて第34回JSCRS学術総会を開催させて頂きました。昨年のJSCRS学術総会においては、特別講演のご指名を頂き、その翌年に総会を主催させて頂くことは誠に光栄の至りであります。
本学術総会の特別講演では、白内障研究の権威である金沢医科大学教授の佐々木洋先生にご講演頂きました。白内障治療において最良の術後視機能と高い満足度を得るために必要な術前後の評価方法について、これまでの研究から得られた知見を中心に紹介して頂き、まさに明日からの実臨床に役立つ大変興味深いご講演でした。会長企画としては、「今知るべき最新重要情報」と題して、「医療機器の単回使用」、「未承認と適応外使用および臨床研究法」、「多焦点眼内レンズと先進医療」について各分野でご活躍されている先生方にご講演頂きました。臨床研究から実臨床に必要な最新の情報を得ることができ、非常に勉強になりました。その他、様々なシンポジウム、教育セミナーやインストラクションコースを開催し、また多くの一般講演を発表して頂きました。初日の夜にはウェルカムレセプションを行い、大橋裕一先生、大鹿哲郎先生を中心にライブ演奏を披露して頂き、大いに盛り上がりました。
お蔭様をもちまして盛会のうちに無事第34回JSCRS学術総会を終了することができました。今回、多数のご参加をいただきまして、誠にありがとうございました。これもひとえに皆様のご支援ご協力の賜物と、深く感謝申し上げます。

第34回JSCRS学術総会　会長　宮田　和典