最新の白内障手術

当院の白内障最新治療をご紹介いたします。

当院では毎年都城・鹿児島において、最新の機器及びシステムを導入して約3,200件の白内障手術や治療を実施しております。
本稿では、患者様が良好な視力を得られるため導入した眼内レンズ、手術機器及び手術支援システムをご紹介いたします。

多焦点眼内レンズ

より良好な視力回復により、良質な生活スタイルが実現できます

医師により白内障と診断され、手術を勧められたら、良好な視力を得るための選択肢としてご自身の生活スタイルに合わせた眼内レンズを上手に選んでいただく必要があります。

多焦点眼内レンズとは
(院内説明用パンフレット)

医師が最適なレンズをおすすめします。
遠くにも近くにも、さらに中間にもピントが合うレンズもあります。
(ただし、すべてが万能という訳ではなくメガネが必要になる場合もあります。)

当院で使用している多焦点眼内レンズ

レンズ外観 クラレオンパンオプティクス Clareon PanOptix クラレオンパンオプティクスオートノミー Clareon PanOptix AutonoMe テクニス シナジー TECNIS Synergy ファインビジョン エイチピー FINEVISION HP クラレオンビビティ Clareon Vivity
レンズ名称 クラレオン
パンオプティクス
Clareon PanOptix
クラレオン
パンオプティクス
オートノミー
Clareon PanOptix
AutonoMe
テクニス シナジー
TECNIS Synergy
ファインビジョン
エイチピー
FINEVISION HP
クラレオン
ビビティ
Clareon Vivity
構造・タイプ 回折型 3焦点 回折型 3焦点 焦点深度拡張型 回折型 3焦点 焦点深度拡張型
焦点距離 遠・中・近 遠・中・近 遠・中・近 遠・中・近 遠・中
日中の運転
夜間の運転 △~〇 △~〇 △~〇 △~〇
パソコン作業
読書
ハロー・グレア あり あり あり あり 軽度
乱視矯正 可能 可能 可能 なし なし
価格 乱視なし 27万円 27万円 27万円 27万円 27万円
乱視あり 29万円 29万円 29万円

VERION(TM)イメージガイドシステム

手術中の正確な乱視矯正で、さらに良好な裸眼視力を提供

VERION(TM)イメージガイドシステム
VERION(TM)イメージガイドシステム

※画像クリックで拡大できます。

白内障手術の対象となる患者様の目は、ひとりひとり角膜の形状やピントが合う焦点距離など様々です。近年、開発された乱視矯正眼内レンズも、患者様の目の状態を正確に把握しなければ、その効果を発揮することができません。
「VERIONTMイメージガイドシステム」は、術前に把握した患者様の乱視情報を、術中に正確に示すことが可能であり、乱視矯正効果の向上が期待されます。
これにより患者様にとってより良好な裸眼視力を提供することができるようになりました。

実際の手順

  1. 強膜血管、角膜輪部などの高解像度データを非接触にて測定する。
  2. 測定して情報に基づいて手術計画をプラニングし、眼内レンズ、切開位置等を設定する。
  3. 顕微鏡カメラのライブ画像を登録してオーバーレイを行い、眼球回旋や術中の眼の動きをトラッキングします。術前に計画した切開位置・前嚢切開位置・IOL中心固定位置・トーリックIOL軸を顕微鏡下とモニタに表示することができます。
VERION(TM)イメージガイドシステム
VERION(TM)イメージガイドシステム
VERION(TM)イメージガイドシステム
VERION(TM)イメージガイドシステム

※画像クリックで拡大できます。

ORA(TM)System with VerifEye+(TM)Technology
(術中波面収差解析装置)

手術中の度数微調整で、より満足度の高い視機能を提供

ORA(TM)System with VerifEye+(TM)Technology
ORA(TM)System with VerifEye+(TM)Technology

※画像クリックで拡大できます。

通常の白内障手術では、術前の検査結果から挿入する眼内レンズの度数を決定します。現在、眼内レンズ度数計算の精度は非常に高いレベルではありますが、完ぺきとは言えず術後に度数ずれを生じる例を経験します。特に、多焦点や乱視矯正用眼内レンズは少しでも度数ずれを生じると、その効果を十分に発揮することができません。
「ORA(TM) System」は、切開創や水晶体を除去することによってわずかに変化した眼の状態に合わせて、より最適な眼内レンズ度数や挿入レンズの固定位置を術中リアルタイムに提供する装置及びソフトウェアです。
手術医は、術中に患者の微妙に変化した屈折情報を把握して、術前のデータと比較しながら眼内レンズの度数を選択することができるため、患者様により満足度の高い視機能を提供することができます。さらに、このシステムは術後の屈折情報をフィードバックし、世界中の手術結果をもとに手術によって生じる変数を定期的に最適化・アップデートすることが可能であり、継続的な精度向上が期待されています。
すでに「ORA(TM) System」は、世界で540の施設に設置され、40万以上の症例実績を有している術中診断ツールです。
また、乱視情報をガイドするシステムである「VERION(TM)」とリンクすることで、さらに精度の高い手術を可能とした「VerifEye+(TM) Technology」を当院では導入しております。

ZEPTO(TM)前嚢切開器具

安全で正確な前嚢切開で、より高い技術の白内障手術を提供

ZEPTO(TM)前嚢切開器具
※画像クリックで拡大できます。

白内障手術における眼内レンズを嚢内に納めるための前嚢切開は、その後の視力にも影響することがすでに報告されており非常に重要です。
特にトーリック眼内レンズや多焦点眼内レンズなどの高機能眼内レンズでは、精度の高い前嚢切開を行わないと、その効果を十分に発揮することができません。
これまでの前嚢切開は、患者様の嚢及び水晶体の状態に合わせて術者の技術に頼って切開を行ってきました。どんなに優れた術者でも100%同じ大きさの切開を行うことは不可能と考えられます。
「ZEPTO(TM)」は、この前嚢切開を正確な5.0mm径の同心円状に切開可能な手術器具であり、小切開創より挿入可能です。特に、チン小帯が脆弱な症例や過熟白内障の症例において、マニュアルの操作と比較して安全で正確な前嚢切開を行うことが可能であると考えられています。