屈折矯正と術式
視力矯正の方法
「眼鏡」「コンタクトレンズ」「屈折矯正手術」という3通りの視力矯正方法の中でも、屈折矯正手術は眼鏡やコンタクトレンズと違い、角膜そのものをレーザーで矯正するため、何度も行う事はできません。しかし手術をすればその効果は半永久的で、面倒な手間や手入れが軽減され、紛失したり破損する事はありません。
矯正方法の比較
矯正方法 | 比較 | |
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費用 | 眼鏡 |
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コンタクトレンズ |
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屈折矯正手術 |
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手入れ | 眼鏡 | ■必要
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コンタクトレンズ | ■必ず必要
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屈折矯正手術 | 特に無し | |
メリット | 眼鏡 |
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コンタクトレンズ |
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屈折矯正手術 |
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デメリット | 眼鏡 |
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コンタクトレンズ |
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屈折矯正手術 |
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屈折矯正手術の術式
LASIK レーシック
現在、国内で一番頻繁に行われている術式。マイクロケラトームという器械で、角膜表面を薄く削り、蓋 ( フラップ )を作り、その下をレーザー照射し、また蓋を元に戻す方法です。
PRK
上皮を少し削り、その後、角膜表面を直接レーザーで削る術式です。
ボクシングなどの過激なスポーツをする人などはこの術式で行います。
各術式の比較
項目・術式
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LASIK
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PRK
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手術時間
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約5分
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約1分
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手術後の痛み
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ほとんど無い
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痛みがある
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手術後の視力の安定
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早い
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やや遅い
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手術後の点眼
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楽
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管理が必要
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LASIK 及び PRK
LASIK
角膜の表面を、電動メス ( マイクロケラトーム ) で薄く削り「フラップ」という蓋を作ります。
フラップをめくったところへエキシマレーザーを照射し、角膜を削って形状を平坦化します。その後、 角膜表面にフラップを戻します。
PRK
角膜上皮を剥がしたあと、角膜の中心部にレーザーを照射して、極少量の角膜組織を取り除き、角膜の形状を平坦化させます。
手術直後、表面を保護するために度の入っていないソフトコンタクトレンズを装用します。