医療法人明和会 宮田眼科病院(宮崎県都城市)WEBサイト 診療科目:レーシック,近視矯正手術,白内障,緑内障等。

網膜剥離

目の組織の一つである網膜は、0.1~0.2ミリほどのごく薄い膜で、網膜色素上皮と網膜という2種類からなり、さらにこの網膜は9つの層から成り立っています。
網膜剥離とは、この網膜色素上皮が何らかの原因で網膜から浮き上がって剥がれる病気で、放置すると最終的には失明します。 先天性と後天性があり、後天性には前述のぶどう膜炎から起こるタイプや、腫瘍による症候性網膜剥離、網膜にあいた穴から硝子体液が流れ出したためにおこる裂孔原生(突発性)網膜剥離があります。
裂孔原生(突発性)網膜剥離は老化から起こるものが多く、主に40代以降に起こりやすいと言われてきましたが、最近ではパソコンやテレビゲームの普及により10代から30代でも発症する人が増加しています。
視界に黒い点、白い点のようなものがちらちらと見える、または黒い点のようなものが急に増えて見えるのを飛蚊症と呼んでいますが、生理的なものから病的なものがありますので、自己判断は避け、専門医にご相談ください。
そして目の前に突然ピカピカと光るものが見えるいう、光視症と呼ばれる症状や、目の奥がなんとなく痛い、または重く感じるなどの症状もあります。 上記の自覚症状を感じた時は、専門医の診察を受けてください。
眼科では「視力検査」「眼圧測定」「精密眼底検査」などの検査が行われます。
「精密眼底検査」では目薬で瞳孔を開いてから眼底の状態を調べます。 このような眼底検査は、網膜、硝子体、視神経の病気を調べるだけではなく、高血圧や動脈硬化などの全身の血管の状態を推測する手がかりにもなります。 ただし瞳孔を開いた後は3時間程、過敏に光を感じ、とても眩しいのでサングラスを使用したりするなどの対策を施し、車の運転は避けてください。

担当ドクターより

網膜剥離は早期に発見されれば、視力障害をほとんど残さず手術治療ができます。穴があいているだけの段階であれば、レーザーによる治療で網膜剥離を予防することができます。
心当たりのある方は、できるだけ早く眼科専門医の診察を受けることをお勧めいたします。

 

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