ご挨拶 鹿児島宮田眼科院長

医療法人 明和会 鹿児島宮田眼科 院長
大谷伸一郎
大谷伸一郎
1997年の橋本政権による緊縮財政以降、日本経済はデフレーションに陥り、今なおその悪影響から脱することができずにいます。現在までの四半世紀、需要が供給能力を大幅に下回り、相対的に過剰となった供給能力は棄損され続け、結果として先進国中、最低最悪の経済成長率となっています。いわゆる失われた25年です。それによる国際競争力の低下は目に余るものがあります。最近は消費税増税による需要減、更にはコロナ禍の自粛による需要減も悪化要因となっています。
マクロ経済的視点でみると、医療機関の経営環境、医療従事者の労働環境の悪化も、この日本経済の惨状とは無関係ではありません。もちろん個々の医療関係者の改善努力は必要でしょうが、医療も実体経済の一部である以上、その効果には限界があると思います。一刻も早く、政府による正しい経済政策が行われることを望んでやみません。
僭越ながら供給能力の一部を担う医療従事者として、なお一層研鑽に励む所存です。皆様の御指導、御鞭撻ほど宜しくお願い致します。