トーリック眼内レンズの術後回転の比較
【研究課題名】 トーリック眼内レンズの術後回転の比較
【研究機関】 宮田眼科病院
【研究代表者】 宮田眼科病院 院長 宮田 和典
【研究の目的】
現在の白内障手術は安全性や有効性が高く、患者さまの視機能や満足度を考える上で、乱視の存在は無視できません。2009年に本邦で承認されたトーリック眼内レンズは、白内障手術と同時に乱視矯正も可能であり、術後早期から良好な裸眼視力が得られるようになりました。しかしながら、トーリック眼内レンズは手術後に眼内レンズが目の中で回転して手術で入れた時の位置とずれてしまうと、乱視矯正効果が弱くなってしまいます。特に手術直後から翌日までの間に回転することが知られています。これまでに、眼内レンズの回転を予防するべく、様々な改良が行われ、新しいトーリック眼内レンズの使用が可能となっています。今回我々は、トーリック眼内レンズを挿入された患者さまのデータを調査し、各トーリック眼内レンズで比較することで問題点を明らかにし、より質の高い医療の提供を目指したいと考えてしいます。
【研究の方法】
(対象となる患者さま)2015年1月~2020年5月までに当院で白内障手術を実施した患者さまで、この研究にカルテの情報を提供することに同意していだたいた患者さまを対象としています。
(利用するカルテ情報)年齢、性別、視力、自覚屈折度数、乱視度数、眼軸長、角膜曲率、角膜厚、前房深度、角膜径、水晶体厚、挿入した眼内レンズの種類・度数
【個人情報の取扱い】
提供するカルテ情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。
情報管理責任者 宮田眼科病院 診療部長 森 洋斉
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【お問い合わせ先】
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