医療法人明和会 宮田眼科病院(宮崎県都城市)・鹿児島宮田眼科(鹿児島県鹿児島市)WEBサイト 診療科目:レーシック,近視矯正手術,白内障,緑内障等。

角膜クロスリンキング

Corneal Cross-Linking

 Cross-linking(架橋結合)とは、ポリマー同士を連結し、物理的、化学的に性質を変化させる反応です。ヒトに応用した角膜クロスリンキングは、リボフラビン(ビタミンB2)と紫外線を用いて行います。その原理は、紫外線照射を受けたリボフラビンが光感受性物質として働き、フリーラジカルが発生して、コラーゲン線維同士の架橋結合が作成されます(図4)。その結果、角膜実質の強度を向上させることが可能になると考えられています。
 角膜クロスリンキングの臨床応用については、2003年にドイツのSeiler教授らにより円錐角膜症例への有効性が報告され、それ以後、世界各国で普及してきています。適応疾患も円錐角膜だけでなく、LASIK後の角膜拡張症や、角膜感染症、水疱性角膜症に対しても、良好な成績が報告されています。
 実際の手術方法は、まずリボフラビンの点眼を行い、前房内まで浸透したことを確認した後、リボフラビンの点眼を続けながら、紫外線を照射します。当院では、現在世界で広く用いらているAvedro社の機器を使用しており、角膜形状を考慮した紫外線のパターン照射(Mosaic System)も可能です(写真1)。術後は、感染予防、消炎目的で抗生剤、低濃度のステロイド点眼を行い、上皮の修復を待ちます。
 角膜クロスリンキングは、手技が簡便で、高価な機器を必要としない治療法であり、今後の発展が期待されています。

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